旅の記憶 地元編

僕は高校生の時、誰も僕の事を知っている人がいない場所に行きたいと思っていました。
早くこの田舎らから、この何もない所から抜け出して都会へ行きたい、ゼロから全てやりなおしたい、そんな気持ちで名古屋に来ました。
そして名古屋に来てもう10年以上の月日が経ちました。
この間、地元に帰った時に10年以上ぶりに高校生の時の通学路や、当時よく通ったリサイクル書店に行きました。
そこは僕の好きな物であふれていました。
地元は何もない所ではなく、特別な場所に見えました。
今になって僕はこんな誇れる物が沢山あるこの土地で生まれてよかったと、この間つよく思いました。