ゲーマー

昨年末からよくTVゲームをするようになった。

僕は小学生から社会人になるまでゲーム漬けの人生だった、毎日ゲームの事ばかり考えていた、学校の授業中も発売前のゲームを妄想してにんまりしていた、ゲームは僕を裏切らなかった、鬱病中もゲームはやっていた、ゲームセンターで「スト2」「バーチャファイター2」やりまくった、地元のゲームセンター「UFO」に通うオタクのおじさんと仲良くなった、オタクは僕に優しかった、ゲームイベントに行きバーチャファイターの鉄人と呼ばれる「新宿ジャッキー」「池袋サラ」というゲーマーと対戦もした、秒殺された、バーチャファイターのボスのデュアルのコスプレもした事がある、デュアルは全身銀色なので水泳帽を買って来て銀色のスプレーをかけて自分の体も銀色の絵の具で塗った、どうかしていた、そんなゲーム中毒の僕も社会人になり好きな人が出来たり、カッコ良くなりたいと思うようになり一切ゲームをしなくなった。

17年の月日が経ち僕はまたゲーマーに戻った。
僕の場合ゲームは現実逃避させてくれる素晴らしい装置だ、しかし僕の場合しっかりと現実を見ないといけないと思った。